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幼い子ども

 小さな子供は自分の力の強さがよくわかっていません。

 普段の挨拶のハイタッチにも、全身の力をこめてぶつかってきます。

 けれども多くの子ども達は、様々な人とのコミュニケーションを持つうちに心と体が成長し、いつの間にか、自分の力が相手を痛めてしまうほど強くなっていることに気がつき、力の調整ができるようになっていきます。

 子どもは一人ひとり成長の度合いが違うので、なかなか自分の力の加減がつかめない場合もあります。

 力加減がわからず、幼い心のまま大人になってしまうと、人を傷つけてしまう可能性も高くなるでしょう。



 声を上げたり走り回ったり、笑ったり、時には泣いたりして、邪心なく群れて遊んでいる子供たちの姿を見ると、ドミニコの子どもたちに、この学校という集団教育の中で、その力加減指導していかなければと、改めて思います。

防災訓練が行われました

 子どもたちには内緒で、防災訓練が行われました。

 授業中に突然、サイレンが鳴りました。子ども達は「なんだろう?」という顔をしながら、次の放送を待ちました。

 放送が流れ、校庭へ避難することになりました。

 みんな無言で、ハンカチで鼻と口を覆い、自分の教室にいた子ども達は防災ずきんを頭にかぶり、非常階段からぞろぞろと外へ出て行きました。

 今回の防災訓練は普段の訓練よりも大掛かりで、国見消防署の方々が学校へいらして、幼稚園・小学校・高校、角五郎の敷地内にある学院全体の園児・児童・生徒・職員全員が一緒に、退路の確認をしたり消火器の使い方を学んだりしました。


 消防署の方からいただいたご講評で、小学生はハンカチや防災ずきんをきちんと使っていたことを褒めていただきました。


 災害など起こらなければそれに越したことはありませんが、備えはきっといつでも必要なのだと思います。


学芸会が行われました

 学芸会が行われました。

 講堂いっぱいに準備されていた椅子は、開会の15分前にはほぼいっぱいで、ステージを立ったまま見る保護者の方々や卒業生たちがでるほどでした。

 ドレミの音に合わせて、一年生が開会の言葉を述べました。


学芸会:開会の言葉


 開会の言葉に続くプログラムのはじめは、一年生の劇「よるのとりになったよなきどり」でした。
 これは、アイヌの昔話を基にしたお話です。アイヌの神様たちや、忠実なフクロウ、良い子のドミニコの小鳥たち、そして悪の魅力にあふれた夜鳴き鳥たちが登場しました。
 きらきら光るマントのようなお揃いのかわいい衣装は、担任が夜遅くまで心をこめて手作りしていたものです。

学芸会:一年生:夜鳴き鳥



 続く発表は、二年生の「ありときりぎりす」でした。アート系の香り漂うグリーンの衣装のキリギリスと、シックな黒い衣装をまとったアリたちが、あの有名な物語を二年生らしく元気に演じました。
 物語の鍵となる季節の移り変わりは、かわいらしい秋風たちと雪の精たちが歌と踊りで丁寧に表現していました。伸ばした手の動きがとてもきれいでした。

学芸会:2年生:あり&きりぎりす



 次は、音楽クラブがトーンチャイムで「ふるさと」「小さな秋」を演奏しました。澄んだ音を奏でるために、たくさんの練習を繰り返してきました。

学芸会:音楽クラブ



 3年生の発表がそれに続きました。3年生は、日本の昔話から「八ばけずきん」を演じました。顔にヒゲの描かれたキツネさんたちも、賢いけれどキツネたちに騙し返されてしまう庄屋さんたち人間チームも、どちらもとってもキュートでした。
 みんななかなかの演技派で、よく通る大きな声で、コミカルな物語を笑いたっぷりに演じてくれました。

学芸会:三年生:八ばけ頭巾



 4年生は、英語劇 ”Let's go to America" でした。なぜか英語の得意なお兄ちゃんのいることが発覚したちびまる子ちゃんファミリーが、英語を勉強するためにアメリカに向かいます。次々に登場する謎の人々を、4年生たちは楽しんで演じていました。
 練習でセリフを覚えるにしたがって、子どもたちの日常会話に英語表現が登場する機会がどんどん増えてきたのが、目に見えてわかりました。

学芸会





 5年生の「芝居のすきなえんまさま」は、圧巻でした。人気歌舞伎役者の団十郎や、地獄のえんまさまを演じた子どもたちだけでなく、赤鬼・青鬼を演じた子ども、コロス(コーラス隊)として物語を語るのに大きな役割を果たした子ども、一人一人が大きくはっきりした声と演技で芝居を立派に盛り上げ、それぞれが「はまり役」でした。
 歌舞伎の決めのポーズに、日本の伝統的な歩き方であるすり足、各役柄にふさわしい和風のきらびやかな衣装、そして背景の地獄絵図など、様々な面で細かい演出があって、観客も大笑いした舞台でした。

学芸会:5年生:えんまさま



 6年生の劇は、「長い長い長〜い名前の村の話」でした。不条理な圧制に対する市井の人々の知恵の勝利を、自由や自治という社会的なテーマに触れながら楽しく痛快に描きました。
 舞台メイクと中世風の衣装で扮装した村人たちは、それぞれが驚くような存在感を示しました。ナウシカ風の国王や兵士の衣装を身につけた子ども達は、りりしく、でもちょっととぼけた役回りを堂々とはっきりした声で演じていました。

学芸会:6年生:長い名前の村



 風邪のために前日まで出席が危ぶまれていた子どもも登校して、しっかりと自分の役を演じていました。
 本当に良かったと思いました。


 よかったと思います。

 子ども達はそれぞれ、うれしそうに、満足そうに帰っていきました。


学芸会の前日

 朝からぐずついていた空から、午後になって雨が降り出しました。

 学芸会を明日に控え、校内のあちこちから、フクロウの鳴き声やドラムの音、秋風の歌声などが聞こえてきます。

 子どもたちは一生懸命、学芸会の練習に励んでいます。

 すこしそわそわした、わくわくした空気があたりに立ちこめています。



 そんな中、緊張に加えてこの肌寒い気候のためか、体調を崩す子どももちらほら出てきました。
 今日も高い熱を出して自宅で伏せっている子どもがいます。
 お母様が心配して、学校へ電話をかけてきてくださいました。

 子どもの小さな身体に無理をさせることはしたくありません。
 けれども、その子がせっかく楽しみにしていた学芸会です。練習の時には、お母様手作りの衣装を嬉しそうに大事そうに身に付けていました。
 その子に、できることならみんなと一緒に舞台に立って、大勢のお客様の前で演技する楽しみを味あわせてあげたい、と思います。



 その子の出席については、明日の様子を見てから判断することになりました。



 子どもたちが楽しい学芸会を迎えられるように祈ります。


自分たちの劇の紹介文

 4年生と5年生が、学芸会で自分たちが発表する劇について、紹介文を書きました。

 劇の見所・面白いところを、一人ひとりが紹介しています。


 どの子どもにとっても、自分の登場する場面はとても大事です。
 一人ひとりの紹介文を読んでいくと、子どもたちがそれぞれ自分の場面を全体の中でどう捉えているのかがわかります。

 なかなか思い切って演技に入り込めないように見える子どもが、「この子どもは、こんな風に自分の役について考えていたのか。」と感心するようなきらりとする言葉を書いています。



 表面をさらっと眺めただけではわからない子供たちの心の動きと聡明さが、子どもたち自身のつむぎだす言葉から、自然にあふれてくるのを感じます。

 子供たちの作文は、とても面白いと思います。



校内学芸会が行われました

 今日は、校内学芸会が行われました。
 土曜日の本番へ向けた総練習も兼ねています。

 子どもたちにとっては、他のクラスの発表を見ることのできる唯一の機会です。

 発表の間中、笑い声や拍手が、客席から何度も聞こえてきました。



 どの学年も、どきどきする気持ちを上手にコントロールして、一人ひとりが懸命に演技をしていました。

 中でもやはり、5年生、6年生の劇は圧巻だったようです。
 上級生たちのセリフに、客席の子ども達は大いに盛り上がっていました。


 明日、明後日、と各クラスが力を合わせて更に練習を重ね、土曜日にはさらにいい発表ができるように準備します。


校内学芸会の前日

 全校それぞれのクラスが、明日の校内学芸会を前にして、最後の舞台練習に励みました。

 4年生は、2年生の先生からビデオ撮影機を借りて、自分たちの舞台を一度撮影してみることにしました。
 これまでの舞台練習は中断することが多かったので、全体を通して最後まで演技することができるか、どきどきしていました。


 なんとか、最後まで演技することができました。


 撮影のあとは教室で反省会です。
 子ども達は、テレビ画面に映る自分たちの姿を、熱心に見つめていました。



 テレビにつないだパソコンを操作していた先生は、

 「全然、声が聞こえないよ。」

という声を聞いて、その声の主を探しました。

 ある子どもの顔つきが変わっていました。ついさっき、テレビ画面に登場していた子どもです。自分のセリフが、自分の思っていたほど遠くには届いていなかったことに初めて気がついて、愕然としたという表情をしていました。


 映像化された自分を見ると、これまで気づかなかった自分を発見することがあります。
 子どもたちが、新しい気づきを、より良い自分に変えていくために使うことができるようになればいいと思います。


 その子や他の子どもたちが、明日の校内学芸会で、今日よりももっと良い演技ができるよう願っています。

朝礼で見たこと

 学芸会の準備のための舞台の書き割りや大道具が日ごとに増える講堂で、今朝も全校朝礼が行われました。

 今日の朝礼では、MOA美術館展賞の受賞者の他、国旗のある自由画展の受賞者、仙台市児童・生徒理科作品展の受賞者、それに昨日行われた仙台市市民マラソンの受賞者の表彰式が行われました。


 たくさんの受賞者が次々に壇上に登って、校長先生から賞状をいただきます。
 大きい学年の子どもたちは、ちょっと照れくさそうに、けれども努めて無表情でいようとする顔で、壇から下りてきます。小さい学年の子どもたちは、お兄さんやお姉さんのすることのまねをして、お辞儀をします。


 並んで座る子どもたちの目は、壇上の受賞者に向かっています。

 「いいなあ。いつかは自分も壇上に登って、賞状をもらってみたいなあ。」という思いを、素直に表情で語っている子どもたちの顔が印象的でした。


 子どもたちは、みんな一人一人固有の輝きを持っています。
 学芸会までもうすぐです。
 子どもたち一人ひとりの輝きが楽しみです。




6年生の帰りの会

 ある先生が、連絡事項を伝えるために6年生の教室へ行きました。

 ちょうど、六校時目の授業が終わり、子どもたちが帰りの会をしている時間でした。廊下に子どもたちの声が響いてきます。

 「・・・・・今日一日を過ごすことができましたことを、感謝いたします。」

 入り口から教室の中を覗いてみると、子どもたちは祈りの言葉にあわせて頭をぺこりと一斉に下げています。
 子どもたちが学校での一日を締めくくるこの感謝の祈りを終えるまで、先生は廊下で待っていることにしました。
 教室の中の子どもたちは、両手を胸の前であわせ、よどみなく祈りを唱えていきます。

 そのうちに、祈りは終わりに差し掛かりました。
 黒板の前に立つ「日直」の子どもが、先導の言葉を唱えます。

 「聖ドミニコ。」

 それに続けて、クラス全員が祈りの言葉を唱えます。次の言葉で、感謝の祈りは終わりになります。

 「わたしたちのために祈ってください。」
 「父と子と聖霊の御名によって。」
 「アーメン。」


 次の瞬間、教室の中の子どもたちが全員、それぞれが胸の前であわせていた手を解いて、ぱっと気を付けの姿勢になりました。

 そして、廊下にいた先生がびっくり仰天したことに、子どもたちは廊下のその先生の方に向き直って、

 「○○先生、さようなら!」

と、大きな声で挨拶をしました。

 自分の存在が子どもたちに意識されているとは露考えていなかったその先生が、あわててまごまごした声で

 「さようなら。」

というと、子どもたちは今度は隣同士で向き合って、

 「みなさん、さようなら!」

と挨拶し合いました。


 廊下から教室の中に入った先生が、子どもたちに担任の先生のことを尋ねると、教室にはいないという返事が返ってきました。6年生の担任の先生は、この日たまたま、修学旅行の保護者説明会の方へ出席しているので、子どもたちだけで帰りの会をしていたのだということでした。

 びっくり仰天してしまったその先生の話では、廊下から祈りの言葉を聞いていただけでは、担任が一緒にお祈りをしているように思えるくらいに、声がきれいにそろっていたそうです。



 「それにしても、突然私に挨拶があるとは思っていなかったから、おどろいた。担任の先生が教室にいらっしゃれば、まず担任の先生への挨拶があるでしょう? その後で挨拶をされたのならば、こんなに驚かなかったと思うけれど、今回は、6年生の機転の利きぶりに、本当にびっくりさせられた」と、先生は言っていました。


学芸会まで、あと一週間!

 学芸会が、いよいよ後一週間後に迫ってきました。

 各学年、練習にも力が入ります。
 休み時間になると、さまざまな素敵な衣装を身につけた子どもたちが、廊下や階段を行き来しています。

 「もしかして、○○の役なのかな?」

と、茶色でコーディネートされた衣装を着て歩いていた2年生の男の子に尋ねたら、その子は瞳をくるっと動かし、にやっと笑っていました。


 どうぞ、どの学年も、みんなが一緒になって一つのものを作り上げる楽しさを味わうことができますように。



ブログ再開について

 このところ二週間ほど、原因のわからないパソコンの不具合で、ブログを更新することができないでおりました。

 本日、ようやく復旧することができましたので、再開いたします。


 ご心配をお寄せくださった方、どうもありがとうございました。
 また、復旧に多大なご尽力をくださいました
有限会社キャンパス の高橋様、どうもありがとうございました。


 今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。



子どもたちの笑い声

 授業中、一年生の教室の方から笑い声が聞こえてきました。

 学芸会の準備です。


 二人の先生が、教室の中と外に別れて、場面ごとに子どもたちの練習を見ています。

 「ほら、ここのセリフでは、このくらい○○してみて。こんなふうにね。」

 廊下にいる先生が、大きな身振りの模範演技をしてみせました。
 子どもたちは、くすぐったいようなおかしな気持ちになって、声を上げて笑います。


 伸び上がって、じっと先生を見つめている子どももいます。
 ぽん、ぽん、はぜるような、活き活きとした心の活動を、身体全体で表現している子どももいます。

 子どもたちがみんな一緒になって笑っているのを見ると、ほっとします。
 忙しい日常を生きる心が、和らげられるように感じます。





 

掃除の仕方

 階段掃除を担当しているのは、3年生です。


 今、子どもたちの掃除ぶりを見ていて、この子たちは本当に掃除が上手になったな、と感じます。

 実は半年前の四月、3年生は階段掃除を、一人がどれだけたくさんの汚れやゴミを集められるかを競う、ゲームのような気持ちで始めました。
 そのときはまだ、集中力がお掃除時間のあいだ続かない子どもや、ブラシを持つ手に力が入らず、カーペットの上をなでるようしかブラシを動かせない子どももいました。初めて掃除機を担当する子どもの中には、掃除機の扱い方や床掃除の仕方がよくわからない子どももいました。

 けれども、子どもたちはこの半年のあいだで、ずいぶん変わりました。



 今日見ていたら、3年生の子どもたちは、隅々まで床に掃除機をかけることができるようになっていました。
 ブラシも、四月に較べてだいぶ効果的に、リズミカルに、使うことができるようになっています。


 子どもたちは、「今日はこんなにゴミがたまりました。」と言って、ちりとりにたまった塵を見せてくれます。
 どの子どもも、その塵の量が4月より遥かに多くなってきています。

 集中力も付きました。


 階段を歩くたびに、子どもたちが一所懸命に掃除をした跡を見て、ありがとう!! と思わず言いたくなります。


5年生の授業で

 5年生の授業です。


 羽目をはずした子どもに、少しきつい口調で注意しました。他の子ども達はちょっとそれを気にしながらも、自分の課題に黙って取り組んでいました。

 でも、次の授業が始まると、子ども達はすぐに軌道修正をして元気な姿を見せてくれました。

 子どもたちは、そろそろ物事を批判的に見ることもできるくらいに、判断力が付いてきています。

 しっかりした強い目も見せてくれます。


 かと思うと、こちらが拍子抜けするくらい、そして思わず微笑んでしまうこともあるくらい、子どもらしいところが前面に現れることもあります。

 子どもたちはそれぞれの成長段階・一人一人の個性に応じて、違う表情を見せてくれます。
 一人ひとりが集まって、学年のカラーを作っています。


 5年生に限ったことではありませんが、子どもたちの強い視線が黒板に向かってくるのを見ると、この子たちに自分の持っている一番いいものをあげたいなあ、と思います。豊かな意義を持つものやおもしろいものについて、伝えることができたなら、と思います。



  . . . 。

 

 「思ったり、願ったりすることは、自由なので . . . 。」と断らなければならないような文章を書いてしまいました。

衣替え

 今日、10月1日は衣替えの日です。

 月曜日という学校の一週間が始まる区切りの日が、ぴったり衣替えの日に当たるということは、なかなかないことのように思います。7年に一度くらいでしょうか?
 とりわけて何かがあるわけではないのですが、なんだかトクをしたような気持ちで、朝を迎えました。


 今年の9月は、比較的気温の高い日が何日もあって、ひどく暑かった夏のしっぽがいつまでもあたりに漂っているようでした。けれども、さすがにもう秋です。朝夕には、だいぶ気温が下がります。

 空が高くなります。


 今朝の全校講堂朝礼で、校長先生は今月がロザリオの月であることをお話ししてくださいました。

 豊かな実りと感謝の祈りの季節がやってきます。

 祈りと感謝、日本の伝統を大切にしたいものです。


Appendix

プロフィール

Author:Dominic Staff
 こちらは、聖ドミニコ学院小学校のブログです。 
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from 24, Sep. 2007